企画時間:7/28 13:00~

企画場所:902

企画紹介

ここ近年、不健全/有害図書としてBLが標的になっている。すでに男性向けのエロマンガは成年コミックという埒外に封印された。エロチックBLは自由な全年齢向けジャンルの最後の砦かもしれない。

 ジェンダーとセクシュアリティのボーダーを超越した自由で豊かな発想で描き出されるBLは価値破壊的な側面を持ち、審議会委員たちの古風な価値観を震撼させている。

 男女間の性描写については「性犯罪/性非行を教唆する」「社会の性倫理を危うくする」「誤った性情報を与えてしまう」など弾丸理論に基づくエビデンスなき主張が未だに「常識」として生き残っているため、辛うじて「理屈」にはなっている。

 しかし同性間の性描写についてはどうか? BLに刺激された未成年の女性がどんな悪影響を受けるのか誰も説明できない。最も「大人たち」を震撼させているのは「マンガ、小説という表現形式で、かつては予想もしなかった形で、特に女性の性意識がアップデートされていること」ではないか。現実とは無関係に青少年に規範を示すことを目的とする(と委員が近いことを公言している)ことは、単に旧世代の倫理感の押し付けでしかない。

出演者:永山薫 稀見理都 他調整中